専業主婦はつまらないと思った理由
私は専業主婦に絶対になりたくないと思っていました。
自分で稼ぐのだと思っていました。
男に頼りたくないと思っていました。
男に頼ることは弱さだと思っていて、男に頼るために結婚を望み、男にしがみついて生きていくことが専業主婦だと思っていて、
そういう女はあざとく、恋愛や結婚相手候補を職業で選んだり、年収で選んだり、家柄や学歴で選ぶ薄っぺらい女だと見下していました。
自分の力で生きていくことができなくて、弱くて、依存しなければ生きていけない存在だと。
私は自分の力で生きていく、そう思っていました。
男に頼りたくない、と。
そう思ったのはそもそも自分の母親が専業主婦でつまらなそうに思えたからです。
男に頼らなければ生きていけないのか、いつも男の言うことを聞いて、自分で意思決定ができないなんて。
かわいそうなお母さん、そう、思っていたんです(幼心に無意識に)。
もしかするとAさんも、幼い頃から見てきたジェンダーの在り方に疑問を抱いていたのではないかな、と想像しました。
女にはそれしかできないの?
ずっと家にいなければいけないの?
HSPは特定のコミュニティや特定の人とずっと一緒にいるとすごく疲れる
AさんはHSP気質ということですから、これまでも他人のエネルギーを吸い取りすぎてしまったり、共感しすぎてしまったり、境界線が崩れてしまうような、他者と密になりすぎてしまう感じがしてきたのかもしれません。
誰かと近くなりすぎると、自分がなくなってしまうような感じがしているのかも。
他者との境界線を守ることがHSP気質の方にとってはとても大切です。
どこかに属すると自分が自分でなくなるような感覚があるのかもしれませんね。
(無意識に)依存しやすいことがわかっているから、自分の境界線を守るために、自分が自分でいるために、どこにも属したくないという気持ちがあるのかなと想像しています。
かもしれない、と想像することしかできないのですが、
もう、ひとりになりたい!
静寂が欲しい
と願うことは当然です。
お母さんなのに子どもを邪魔だと思ってしまう、とどうか自分を責めないでほしいなと思います。
【HSP気質、内向的な方向けのコーチングをしています】
セッションのご案内、日々のコラムをお届けする