昔からこの気質は変わってない
中学の時の学校のスキー旅行?スキー合宿みたいな宿泊行事、私は欠席しました。もともと行きたくないと思っていました。
だって何泊もずっと同じメンバーとずっと一緒に過ごすなんてちょっと苦痛すぎる。ひとりになる時間がない、ずっと行動を共にせねばならないと考えただけで憂鬱でした。
そしてその当日本当に熱が出たのです!
そして、その宿泊行事には参加しませんでした。
それくらい昔から私は団体行動、集団行動、ずっと同じ人と一緒にいること、自由にその場を離れることができないこと、自由に帰宅できない状況が苦痛でした。
HSPは「気質」です。
そういう「体質」であるイメージです。
これを読んでくださっているHSPさんで、人間関係や自分の内向性や人との距離に悩んでいる方も、振り返れば昔から「そういうところ、あったなぁ」と思い当たる節があるはず。
何を言いたいかというと、そんな自分を比べて「なんでみんなと同じように生きられないんだろう」と落ち込んだり、こころがざわざわすることがあると思うのですが、これはもうこういうものなので変えられないんです。
変えなくていいし、変えられない。
自分を受け入れ、自分と上手く付き合っていく方法をまずは自分で理解する。
自分は何が好きで、何が嫌いか、どういう状況になるとイライラしてしまうのか、心地良い状態はどんな状態なのかを言語化できるようにする。
そして、
一緒に暮らす人に伝え、理解してもらうことがHSPの結婚生活には欠かせないことなのではないでしょうか。
私の場合、ラインでやり取りしている時が一番夫と良い関係でいられるような気がします。
つまり適度な距離がある時、物理的に一緒に居ない時、です。
夫のことは全面的に信頼しています。
でも、家でゴロゴロされているとなんとなくイライラしてきてしまうんです。大切な人なのに、存在が気になってしまう。
そこにいるなら、お皿を洗っておいてくれればいいのに。スマホいじる時間があるなら子どもと遊んでよ。って。
そして、仮にすべて私の望み通りにしてくれて、嫌なことは何もされていなくても長時間一緒に居過ぎると、彼のエネルギーに侵食されるような感覚になってしまう。
「クレーマーみたいだな、何を言っても文句に繋がる」と言われたことがあります。
どうしても「存在しているだけで色々気になる」ので自分の周囲の情報量が多すぎて処理できず、気になりすぎて勝手にイライラしてしまう、侵食されるような感覚が叫びだしたくなるほどに気持ち悪くて頭痛がしてくるという側面があることは否めません。
相手のにおい、相手が出す音、相手の気持ち、それに対して耳障り、くさい、何考えているんだろうなどと反応する自分の内面の揺れ動く様にも疲れますよね。
繰り返しになりますが、そもそもHSPというのは「他者の存在」があると、それだけで疲れてしまうものです。完全にひとりの時間が必要。
そう考えると「結婚」という他者と生活を共にするライフスタイルの中で疲れることが多くなる傾向があっても当然ですよね。
疲れるから結婚しないというのもまた人生。
この孤独感をどうしようと思っていた時に理解者と出会い結婚したのに、それでもやっぱり孤独で、更に他者がパーソナルスペースにいるので疲れてしまうというのもまた人生。
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