夫といると疲れる、息苦しい、夫源病を初めて知った【HSPと結婚】

夫といると疲れる、息苦しい、夫源病を初めて知った【HSPと結婚】

 

人間関係は常に変わっていく

人が性的に他者に惹かれる時というのは、その他者が自分が欲しいものを持っている時ではないでしょうか。他者は自分の鏡と言いますが、誰かに惹かれる時のその理由はその時の自分のこころの在り方を最も顕著に表すように思います

例えば結婚はしたくない、素敵な恋をしていたいという人はとにかく一緒にいておもしろくてセクシーな人に惹かれるだろうし、

結婚したい人は相手の面白さやルックスよりも信頼できて安定性がある相手に惹かれるでしょう。

地元にずっといたい人は近所の人に惹かれるだろうし、

世話を焼きたい人は世話を焼かせてくれる人に惹かれるだろうし、

誰かに頼りたい人は頼れる人に惹かれるでしょう。

 

 

人間は成長し、変わっていくものです。

 

なので、その時々によって他者に求めることが変わるのは必然だと思うのです。

今は支えられたい、今は楽しめる人といたい、今は刺激的で学びがある人といたい、そんな風に。

 

恋愛感情は3年しかもたないと言いますね。これは出会ってから、繁殖に成功し、産まれた子孫がある程度自分で動くことができるようになるまでは”つがい”でいるメリットが大きく、その期間がおおよそ3年だからと言われています。

 

つまり恋愛は一時的な錯覚であるということです。盲目になるほど愛し合わなければ子どもを持つための行為に繋がらないので、「情熱的な恋」または「勘違い」の力が必要なのです。

 

「錯覚・勘違い・盲目」の状態のまま結婚すれば、後に冷静になって相手への気持ちが冷めていくというのは至極当然のこと(錯覚・勘違い・盲目、がなければ、誰も結婚しないかもしれませんね笑)。

 

人間は変化し成長していくものです。その時は相手が必要だと思ったけど、自分が成長するにつれて必要度が減っていき、すれ違っていくということもあるでしょう。

 

運命の恋、だとか、一生の相手、無条件の愛などは存在せず、夫婦関係を続けていくには絶え間ぬ努力が必要

 

モラハラ関係、依存関係になりやすいのは、何もせずともありのままの自分で愛されるべきであるという「無条件の愛」や「真実の愛」を信じている人かな、と思います(HSPは真面目ゆえに「愛とは無条件であるべきである」「本当に愛する人と一緒になるべきである」という想いが強い傾向があります)。

夫婦関係を続けるためには努力や気遣いが必要です。他人と暮らすのですから、それがなければ常にバチバチ火花が飛ぶ生活になってしまいます。

私が夫にイライラするのも「感謝が足りない」時もあります。全部自分がやっているような気になって、相手を思いやれずに「指示待ちかよ」と言ってしまう。彼は彼で先回りして考えて他のことを色々やってくれているのに、ついついイライラしてしまう時があります。でも、ちょっと何かをしてもらえるだけで私の機嫌はコロっと直ったりするのでゲンキンなものだとよく反省しています(;´∀`)

それでもHSPはそれを我慢できない?!

HSPの皆さんはどうでしょうか? ここまで頭で理解しながら時に感謝が足りないと反省しながら暮らしていても、私はクサいことが本当に本当に我慢できません。クサいだけで夫のやさしさだとか気遣いだとかに感謝する気持ちが一気に吹っ飛んでいってしまい「もう、クサい!」と言ってしまいます。それはたばこ臭さだったり、口臭だったり、加齢臭だったり、夫から異臭がするだけでもうイライラして頭の中は「クサい!」という事実に占領されてしまいます。

夫源病、という造語があることを初めて知りました。イライラしてどうしようもない時の私はまさにこんな感じなので紹介させてください。

夫源病とは読んで字のごとく、夫が源(原因)となって、妻の体や心が不調になる病気です。医学的な病名ではなく、石蔵文信・大阪樟蔭女子大学教授が、男性更年期外来で中高年の夫婦の患者さんを診察する中で気付き、命名しました。

夫源病は夫の何気ない言動に対する不満、あるいは夫の存在そのものが強いストレスとなって、自律神経やホルモンのバランスを崩し、妻の心身にめまい、動悸、頭痛、不眠といった症状が現れます。症状だけを見れば、40~60代に起こりやすい不定愁訴である更年期障害にも似ています。
体調不良は夫のせい?夫が妻を病気にする「夫源病」 より))

夫が家にいると頭痛がする、めまいがする、イライラしてのぼせる、眠れない、息苦しい、などなど思い当たる症状があります。夫のせいにしている訳ではありません。私もきっとイライラすることで週末はゆっくり休みたいと言っている夫にストレスを与えているはずです。

やさしくしたいのに、やさしくできない時は距離が近すぎるのかもしれません。家に二人でいて息が詰まるようであれば、ひとりでちょっと出かけたりして意識的に距離を取りたいところですよね。

HSPさんはとても敏感なので、夫のささいな言動が気になったり、雑な行為が気になったり、彼の出す生活音(テレビなど)が気になったり、もっとこうしてよ!と思うことも特に多いと思います。いろんなことに気がつき過ぎちゃうんですよね。そんな方ほど、自分の時間を優先して欲しいです。自分の時間をゆったり持つことができると、いつもより少しやさしくできます。

まとめ

どうしても色々なことが気になりやすいHSPは結婚生活で夫源病の症状が出る人も少なくないと思います。そんな時はあまり自分を責めずに、色々なことが気になってしまう事実を夫にも理解してもらえるようコミュニケーションを取りながら、物理的な距離も取りながら、自分が一番相手を思いやることができる距離感を見つけられるといいですね。

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