絵本を、読もう
非認知能力を育てるために、絵本の読み聞かせが有効である、とも本書に書いてあります。これは、絵本を学習として読むのではなく親子で一緒に楽しむことが目的である、とあります。
子どもがいてもいなくても、是非大人も絵本を手に取ってみてください。
すごく癒されたり感動したり、こころが動くことがあります。
絵だから伝わる感情、絵と文字が一緒になった感動は絵本独特の味わいです。
↑記事でも絵本を紹介しているのですが、
私が最近読んですごく感動したのがこちらの絵本です。
オレはひとりでも生きていける、一匹狼(ウォルフ)だ、と強がっていた野良犬くんが、かわいい女の子に引き取られてウォルフと名付けられるまでのお話です。
絵本は開くたびに内容が変わってしまったりしません。いつも変わらずそこにあるものを何度も何度も繰り返し楽しむことができます。この世の中には自分の好きなものがあって、何度もそれを確認できるということが、「世界は自分の欲しい必要なものを含んでいるという確信」につながるのです。(非認知能力を育てるあそびのレシピ 0歳~5歳児のあと伸びする力を高める /講談社/大豆生田啓友 P100)
まとめ
非認知能力を育てるあそびのレシピ、子どもがいる、いないに限らず是非大人だからこそ読んで欲しいなあと思うのです。特に自分は生きづらい、と思っている方こそそれに気がついたときから「生きなおし」をしてみるのはどうでしょうか。
自分のこころを育てなおすというか、自分はこれでいいんだと確信すること、自分への信頼感を取りもどす/強めること。
育児書を読むと大人もすごく勉強になります。そしてこの一冊は本当におすすめ。
例えば散歩をすることでも、子どもが何を見ているのか、散歩の効用のようなことが書いてあります。四季の行事を楽しむことすら生きる喜びを教えたり、自己肯定感を高めることにつながると書いてあったり、工作の喜び、観察の喜び、など、大人でも応用できることが沢山書いてあります。
大人も子どもも、今日から暮らしを今よりももっと楽しめるヒントが沢山詰まっているので、きっと新しい日々の楽しみ方が見つかるはずです。
是非是非、読んでみてください。