「ママ」という呼び名への「うわ、気持ち悪い」という抵抗感を考察してみた

「ママ」という呼び名への「うわ、気持ち悪い」という抵抗感を考察してみた

正直私は子どもができるまで、自分のことを「ママ」と呼ぶ女性も、子どもにママと呼ばせることも、気持ち悪いと思っていました。

そして、ママ、と母親を呼ぶ子どもへもかなり抵抗感を感じていました。

 

子どもができたら、お母さんと呼ばせよう、自分のことを決して「ママ」と呼ぶような母親になるものか、と腹を決めていたのですが、、、、

現在20か月近くになる息子に、最近になって

 

「ママがやるから、、、」

「ママはね、、、」

「ママうれしい」

 

など、自分のことを「ママ」と呼んでいる自分がいるのです。。。

 

オイオイ、マジ勘弁しろよ

というこころの声と、「でも。”ママ”でいられるのっていつまで?長くて10年くらいじゃない?」というこころの声が葛藤しているこの頃です。

 

今日は、「ママ」問題について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

 

※ここで話をしているのは「ママ」という「概念」についての私的見解です。特定の個人の話はしておりません。

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「ママ」と自分を呼ぶ母親も「ママ」と呼ぶ子どもも苦手

「ママ」という響きに何か甘いものがあって、ずっと苦手でした。

例えば、メディアでも「ママのための」だとか「働くママのための」だとか「○人産んだママの~」とか「ママ」がついている媒体とか、沢山目にします。それに対しても何か苦手意識がずっとありました。

(気持ち悪いと思いながらも、そのほうがみんな検索で使うのであれば、、、と「ママ」という単語を選んで使ってしまう自分もキモイと思ってしまったりします苦笑)

 

「ママ」という響きにはどこか子どもを育てることが非現実的で、フィクション的で、やさしく守られた空間で、柔らかな子どもと朗らかに過ごす、というイメージがあり、何か現実の親子の姿とかけ離れているように感じていたのです。

 

現実の親子ってもっとドロドロしていて、母を嫌う娘とか娘に嫉妬する母とか、子供に依存してしまう親とか、全然「そういうのじゃない」と昔から漠然と感じていました。

 

そんなにおしゃれなことじゃないよね、子どもを育てるって

 

とおしゃれなファッション誌の「ママモデル」のライフスタイルを目にしても、違和感を感じて。高級ベビーカーの宣伝や、オーガニックなんたらのベビーグッズを目にしては「子どもはファッションじゃねーぞ」と反発心を感じていました笑

 

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「ママ」と甘える子どもにも、「ママ」と自分自身を呼び、子どもとベタベタする母親にもまったく共感できず、むしろ気持ち悪いと思っていました。

そう、ベタベタした甘ったるい関係は公共の場で目にしてしまった瞬間、目をそむけたくなるような、恥ずかしいものを見てしまったような気持ちになってしまって。そんな想いをさせんじゃねーよ、見せつけんなよ、という想いが「気持ち悪い」に総括されているような。

 

私がそもそも子どもが苦手で、「ママ」はもっと苦手だったのはきっと、

・自分が上手く甘えることができなかったから

・きちんと向き合ってくれなかった親への怒りがあったから

・安全基地をつくってもらえなかったから(つくってもらえなかったと感じているから)

 

安心して「子ども」でいられる時間が私の成長過程でとても少なく、いつも母親の機嫌を心配している子どもだったから「おまえらはいいよな」というヒガミもあるのかもしれません苦笑

 

【次ページ】「ママ」と呼ぶ男子高校生を世間は(私は)どう思うだろうか、、、

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