海外で子育て中、どうしようもない孤独感と無力感に襲われるのは当然

アメリカのカリフォルニア州で2019年に出産した現在15か月になる男児の母です。

ここまで来てやっと育児中の孤独感について書くことができるような気がしてきました。
息子が生まれてすぐの時が特に孤独感マックスだったのですが、その時は辛すぎて
語ることすらできませんでした。

私の孤独感は妊娠中から続いていて、現在もまあまあ孤独なので
ずっと孤独、ということになります笑

私はHSP気質で(Highly Sensitive person)感受性が非常に豊かです。
息子を見ているだけで涙が出そうになったりするし、
突然不安に襲われて苦しくなったりもします。

ある意味不安と孤独感のプロです

妊娠中のみんな、大丈夫ですか?調子はどうですか?
出産してすぐのみんな、どうしてる?

妊娠中~出産直後は孤独感とメンタルがかき乱れがちですよね。

妊娠して仕事を辞めたのが辛かった

辛い辛いと思っていた仕事、職場の人々にイライラしたり、取引先のお客様の無理難題にイライラしたり長時間勤務になった時は眠気と闘いながら、どうしてこんなことしなければならないんだ、そう思っていたこともありました。

でも仕事を辞めて、仕事があることがどれだけ私のメンタルを支えていたのか
思い知らされることとなりました。

私は私の仕事を愛していました。
私と関わる皆さんのこと、文句を言いながらも関わることが大切な時間でした。
馴れ合い、変わり映えしない日々、少しのストレスと少しの辛さと。
すべてを、愛していました。

でも仕事をしている時は私がどれだけその仕事を愛していたのか、気がつかなかったのです。

特に、充分な安定収入があるということが自分のプライドを支えていました。
メンタルはHSP気質なおかげでいつもブレブレだけれども、とにかくお金は入ってくるという状態にこころは救われていたのです。

夫と話し合い、諸事情で妊娠発覚後わりとすぐに仕事を辞めることにしました。

でも、本当はやめたくなかった。

夫は辞めて欲しいそう言うけれど、私は本当は続けたかった。
頭ではわかっていたけど、嫌だった。
でも仕方ないと思っていた。

妊娠初期、まだ5か月くらいのお腹が目立たないうちに辞めました。
つわりはひどかったし、身体はむくむし、どんどん太っていくし、太っていくから余計に身体が重くて動くのがおっくうになっていって、次第に人とあまり会わなくなって。私は妊娠初期から情緒不安定でした。だってまだ動けるもん。まだ仕事できたのに。

HSP気質特有の気持ちのアップダウンの激しい女はホルモンの変化のせいでどんどん不安定になっていきました。

夫に「いいよね、あなたは仕事があるし、人に会ってる。私はずっと家にいるのよ!」と当たってしまう自分。でも、どこへ行ってもいいと言われたって数少ない友だちは日中仕事中だし、なにせ身体はどんどん重くなるし、トイレも近いし、つわりもあるし、「遊びに行っていいんだからね」と言う夫にイライラしました。

いや、そういう問題じゃない!無理だし!辛い!

日本にいたら、昔からの知り合いがいるのに、ここでは「昔からの気ごころ知れた仲間」はいない。親に頼ることもできない。ひとりぼっち。そんな風に思ってしまい、夫にキツくあたってしまう日々。書いていて悲しくなってきました涙 でもあの頃は感情のアップダウンに自分が飲まれてしまって、コントロールすることなんてできなかった。

今もしあなたがご主人にキツくあたってしまうと悩んでいるなら、そんなに自分を責めないで。

海外で妊娠出産するというのは本当に大変なことです。どうか色々な発信を見て、ご自分の状況と比べないで欲しいなと思います。比べれば比べるほどきりがなくて、どうして私はこんななんだろうと思ってしまうと不安に飲まれてしまうから。現実のリアルとして、感情のアップダウン、孤独感、ずっとこのままなんじゃないか、苦しい、そして産まれるまでの不安、産まれた後の不安、HSP気質さんは特に、ですが考えれば考えるほど不安になることはいくらでもできてしまうよね。

不安になったら深呼吸して。できたらストレッチしてみましょう。吸って、吐いて、吸って、吐いて。呼吸に集中して。瞑想タイム。

大丈夫だよ。

アイデンティティが変化していくのだから不安で当たり前

仕事は私のアイデンティティのひとつで、それを失ったことでバランスがガクンと崩れたんです。こころのどこかで「おかあさん」というキャラに嫌悪感があった、ということもあります。子どもは望んでいたけれど、「家にいる主婦でおかあさん」というアイデンティティにどうしても馴染めなかった。自分の中で自分のキャラは「自分で稼ぐ自立した女」でいたい、と願っていたから。まさか自分が「主婦」になるなんて、思っていなかったから。

でも、仕事もなくて、どんどん身体は大きくなっていって、毎日ゴロゴロしているだけになってしまう日も続いたり、思うようにいかないことが増えて、子どもに恵まれてとてもしあわせなのに、苦しい、そんな妊娠期間でした。

キラキラしてない妊娠出産の話を描いたおススメの漫画作品があります。

れもん、うむもん、です。

当時この作品と出会い、何度も何度も読みました。私だけじゃないんだ、と励まされました。特にHSPさんは自分以外の誰かや何かが気持ちを代弁してくれているとすごく救われる気持ちになることが多いのではないでしょうか。

私のおすすめはれもん、うむもん、ですが他にもインスタで妊娠出産赤ちゃん育児漫画が沢山発表されています。インスタで#育児漫画とか#妊娠漫画などで検索してみるとご自分のお好みの作品に出会えるかもしれません。漫画(特にインスタなどにアップされている短いもの)は気軽に読めるのに、誰かの体験談が元になっているのですごく救われます。

↑に書いたように、母に日本から来てもらいました。

産まれてすぐ、メンタルのヤバさが絶好調な時に母にちょっと甘えたくて、「眠い」「辛い」「腰が痛い」などとぼやいてみると、即座に「みんなそうなんだから」と言われました。苦しかったです。甘えさせてほしかった、愚痴を言わせてほしかった。確かに「みんなそうなんだ」ろうと思います。妊娠出産を経た女性の悩みというのはきっと、どこかでみんなが共感できるもので、誰しもが「眠気との闘い」「自分の時間が皆無」という悩みを持っていると思います。

しかし私が聞きたかったのは、そっか、うんうん、という寄り添いの言葉。「みんなそうなんだから」とスパッと切り捨てられて辛かったです。母なりの照れや、「母親らしくあろう」という気持ちの表れだったのだと思いますが、当時はそんな些細な一言によく傷ついていました。

「みんなそうなんだから」という言葉は苦しい想いでいる本人が発して初めて意味を持つ言葉なんじゃないかな。
よし、頑張ろう、と気持ちを切り替えた時に自然と出てくる言葉。
そして気持ちを切り替えられるのは自分の気持ちを聴いてもらえた時です。誰か安心して甘えられる人に話を聞いてもらいましょう。

超絶に変化するアイデンティティ。24時間気にかける存在(赤ちゃん)がいる私への変化、身体の変化、生活リズムの変化、すべてが初めてだらけの非常にセンシティブで少しのことでもこころ折れそうになるのが妊娠~出産後数か月。できるだけ、言葉がチクッとささる人からは距離を置いてください。

誰かの悪気ない色んな言葉が刺さってしまう時です。刺さった自分を責めないで。こんなに神経質になった、って。ちょっと言われただけなのに傷ついてしまったって。傷つくよ、だって守らなきゃいけない小さな存在がいて、初めてだから不安で、必死で、ピリピリするのが当たり前です。

自分と近い年齢で気ごころ知れた経産婦の女性に、苦しい気持ちを聞いてもらえますように。もしそういう方がいない場合には、上に書いたようにインスタグラムで育児漫画エッセイを読んでみるのがとてもおすすめ。文字はなかなか読めない時期だから、やっぱり漫画に救われます。

海外にいると、日本で妊娠出産をしたとしてもきっとただでさえ狭まる行動範囲や人間関係がさらに狭くなる。そして心細くなる。こんな遠いところで一体私は何をやっているんだろう、そんな気持ちになることもあると思います。特に家でひとりぼっち、または赤ちゃんと二人ぼっちの時、社会から切り離されたような孤独感と外へ出ている夫への嫉妬、誰からもわかってもらえないような気持ちになるかもしれない。変わりゆくアイデンティティに悩み、混乱して、不安になってしまいますよね。

そんな時は繰り返しになりますが、まず深呼吸して。吸って、吐いて、吸って、吐いて。これだけでかなり瞬発的に湧き上がる不安や怒りを抑えることができます。泣きたい時は思いきり泣こう。泣ける音楽や泣ける漫画やドラマや映画を選んで、その世界観に浸ってもいいかも。

あなたは変じゃない。妊娠出産って素晴らしいことで、恵まれた私はしあわせなはずなのにこんなに辛い辛いというなんて贅沢なのかも。そんな風に思わないで。苦しくなって当然。さびしくなっても当然、特に海外にいると自分の無力感や将来への不安を感じたり、「日本にいたらな、、、」そんな風に思ってしまうのも当然です。

日本だったら、と想像して苦しくなってしまう

妊娠~出産を海外で過ごすと、度々頭に浮かぶのが「もしここが日本だったら」です。日本にいたらもっと友達と会えたり、親に会えたりしたんだろうな。日本だったら、心強かっただろうな、日本だったら、日本だったら、って想像して苦しくなっちゃうことがあると思うんです。

苦しいよね。特に駐在妻さんとか、別に望んでこの地に居る訳じゃないのに、ここにいる意味はなんなんだ?日本に帰りたい、そんな風に強く思うんじゃないかな。例えばアメリカならアメリカで生まれるとアメリカ市民権がもらえる。そういう理由でみんなからは、いいなー、海外で出産なんて!子ども、アメリカ人になっちゃうんだね!なんて羨ましがられることもあるかもしれないですね。

でも、「海外在住主婦」の日々の生活は驚くほど地味で刺激のないものだったりするんだよね。だから余計に日本に居た時の自分と今の自分を比べてしまう。アイデンティティの変化についていけずに、不安になるよね。

そんな時はやっぱり、余裕があればネットで同じような状況に居る人のブログや発信を見てみると、あ、あたしだけじゃない、って少し気持ちが落ち着くかもしれません。
繰り返しになりますが、わっぁーーーーー!と感情が押し寄せてきたら、まずやることは深呼吸です。吸って、吐いて。どんどん呼吸を深くして。そうすると少しずつ収まってきます。


れもん、うむもん! ―そして、ママになる―

まとめ

「みんなそうだから」は誰かに言われることじゃない。自分で「うん、みんなそうなんだよね」と思うことと、誰かから「みんな同じなんだから」と言われることは、同じ単語で同じフレーズであっても全く違う意味を持ちます。話を上手に聞いてくれる人には甘えよう。共感できる人やネットでの発信、小説や本やドラマなどと上手く接して自分で「うん、みんなそうなんだね」と思えますように。不安なのはそれだけ真剣に考えているということ。それだけ自分も家族も大切に想っているということだから。

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