皆さんの周りには皆さんがその方と面識がないにも関わらず
延々と「その方の話」を続けるご友人、知人はいますか?
更に「その方」の名前まで出されても困ってしまう、、、疲弊する、みたいなこと。
いや、知らないし笑って言いたくても言えない、そんな時
何が起きているのかをHSP気質的視点で考えてみました。
HSPって何? HSP提唱者アーロン博士の原文はこちらから
目の前にいる私をないがしろにされている気がする
聞き手(私や読んでくれている皆さん)にとって、
話し手(お友だち・知人)が聞き手は全く面識がない人の話を延々としてくると
あ、大事にされてない、と感じます。
だって目の前に聞き手「私」がいるのに、他の人の話ばかり。
こういう人は「こちらへ質問してくることなく自分の話や”誰か”の話」ばかり
してくることが多いです。
コミュニケーションを取ろうとしているというよりは
「聞いて聞いて」で一方通行なやり取りになり
大概「聞き手」は「ただ聞くだけ」の時間になります。
良く言えば、この人は絶対話を聞いてくれると信頼されている証拠でもあります。
でも、やっぱり「そっちはどうしている?」とかこちらの近況を聞くこともなく
自分の話ばかりされてスッキリされるとないがしろにされた感は否めません。
例えば
相談をしてきたのに、「あー、それ○○ちゃんにも言われた!」と言ってくる人
じゃあ○○ちゃんに最初から相談しなよって思っちゃいますよね(苦笑)
しかも聞いていると、「○○さん(別の人)はああ言っていた」
「○○さん(また別の人)はこう言っていた」と色んな人からどう言われたのか
見解を披露されることも多々。
色んな人に同じ話をしているんですよね。
じゃあ、なんで私に「相談」してきたんだろう。。。
相談したのは私だけではない。色んな人から見解をもらっている。
つまり話し手の「自分の中での答え合わせ。ストレス発散」に付き合わされる。
別に私は特別じゃないんだぁ。大勢の中のひとりか。。。
そんな風にわざわざさびしさを感じなくてもいいところで感じてしまう。
つまり「わざわざ言わなくてもいいことを言われた」悲しさみたいなものを感じます。
私はHSP気質で、色んなことに気がつきやすいのですが
誰かこの場に居ない人(しかも聞き手が知らない人)の話を沢山する人って
コミュニケーションが雑だなぁと感じます。
目の前の人と向き合ってこそコミュニケーションじゃないの、、、?
ってさびしさを感じたりします。
HSPって一対一でガチで向き合いたい、本質的な話をしたいという気持ちが強い傾向があるので
二人で話しているのに、二人以外の人の話をされると悲しくなってしまうんです。
私の話もどこかでされてしまうんだろうなぁと信用できない
「あの人が結婚したって」「あの人が妊娠したって」「あの人が仕事辞めたらしい、、、」
そういう話を、聞き手の知らない友人・知人の話を沢山しがちな人はよくします。
聞いているほうからすれば、え、誰?(苦笑)と思いながら聞いています。
噂話をすることも人間の生存戦略で、生きた情報を得るために必要なことだと
勝間和代さんがYoutubeで仰っているのを拝見したことがあります。
ゴシップにはそういう一面もありますよね。
私としては噂話や知らない人の話をずっと聞かされると
この人はなんでもかんでも人にシェアするんだなと感じてイヤな気持ちになります。
なんでイヤな気持ちになるのかなあと考えてみると、
私は「この人だから話した」、つまり一対一の人間同士の付き合いのつもりで
目の前の人に話をしたいから話したのに、相手からは大衆消費してもいい話と捉えられることが
ショックなんだなあと感じます。
先の話と同じで、ないがしろにされている感があります。
ここで相手側(聞き手が知らない人・聞き手も面識はあるが特に仲が深くない人の話をする人)が
なぜ色々なところで「その場にいない人の話」をするかということを考えると
思いつく理由は二つ
・境界線が薄く、相手に甘えている
・色んな人を知っているというマウンティング、または自信のなさの表れ
です。
境界線が薄く、相手に甘えている、というのは
自分の周りで起きていることは、自分の周りの人となんでもシェアしていい。
それが周囲の人に起きていることであれ、「自分事」として捉えている
ということです。
つまり聞き手(私)も話し手(友達)の世界の一部であり
仲間であるので、話し手(友達)はいかなるようにも聞き手(私)を
使っていい、という甘えがあるということ。
これが仮説1です。
仮説2、マウンティング、自信のなさの表れですが、
自分に語るべきストーリーがないので、周りの人の話をあたかも自分の話のようにしてしまうのかと
考えられます。特に聞き手が知らない人ですら固有名詞(名前)で呼びながらストーリーを
1から10まで話すタイプは、自信がないのかな。1から10まで語らねば理解してもらえないと思っているのかな。
でも聞いている側からはとんだ時間泥棒にもなり得るこの甘え。
甘えんな、って思ってイライラするのかもなぁ。
1から10まで話さねば気が済まない、共通の知り合いではない今ここに居ない人のことまで
固有名詞(名前)で呼びながらかなりディテールまで話してしまう人というのは
割と甘やかされてきた、いい意味で言えば人間を信じている、裏切られたことが無い人なのかなあ
そんな風に感じます。
マウンティング説、は例えば3人でいて突然2人にしかわからない人の名前を出して
その人の話をしだす人(残りの1人は蚊帳の外)の空気読まない甘え、またはマウンティングのように
(↑こっちも結構イヤな気持ちになる)
私にはあなたの知らない世界が沢山ある
私はこんな人たちと知り合いなのよ
そんな見栄、なのかなあ
【HSP気質】このような人と話す時に気をつけること
話半分で聞きましょう。そして、あまりにも時間が長くなってきて苦痛になりそうな場合
何時までなら大丈夫、とあらかじめ時間を決めてから話を聞くようにしましょう。
真剣に聞いても、真剣に話しても
相手には気軽に消費されてしまいます。
自分の知らない人の話ばかりされると
比べられているような
目の前にいる私に興味を持ってもらえていないような
相手のエゴのためだけに話を聞かされているような
踏みつけられているような
大切にされていないような
軽んじられているような
ないがしろにされているような
そんな気持ちになってしまいますよね。
相手は悪気はなくとも、
あなたの時間に価値を置いていない。
自分の話は聞いてもらえて然るべきと思っている。
特に何も考えずにしゃべっているだけ。
あなたに甘えている。
と考えて、余裕の無い時には話を聞かないようにしましょう。
HSP気質に必要なのは境界線をハッキリ引くこと。
甘えさせてあげられる余裕がある時は甘えさせてあげればいい。
なければ、今は忙しいので聞けないけどいつならこの時間からこの時間まで
大丈夫だよ、と自分主導で話す日を決めるのもいいですね。
まとめ
モヤモヤするのは軽んじられていると感じるから、ではないでしょうか?
であれば自分がそう感じないようにコントロールしていく。
嫌な時はイヤと言う、その場を離れる、いつなら話せると時間を自分で決める。
そんな風に自分主導にしていくとストレスも軽減するかもしれませんね