アメリカで出産 日本から母親に手伝いに来てもらうべき?デメリット編

アメリカで出産 日本から母親に手伝いに来てもらうべき?デメリット編

2019年4月にアメリカで男児を帝王切開で出産しました。
その際に日本から母親に来てもらい、3週間程度一緒に過ごしました。
結論から言えば、

母に来てもらって本当によかったです。

この大切な瞬間に立ち会ってもらうことができて、

母をサポートしてくれた夫にも、日本から来てくれた母にも大感謝です。

しかし、結構大変なこともありました(苦笑)

これからアメリカで、または海外で出産を控えていて、日本から親御さんに来てもらうかどうか悩んでいる方の助けになったら嬉しいです。

 

身体的な疲れ

たまたまですが、母が到着する少し前から誘発したほうがいいとドクターに言われていて、母が到着するその日から誘発することになりました。なので、アメリカ到着当日に私と一緒に病院に長いこと滞在することになってしまいました(笑)

長旅で疲れているのに、一緒に連れて行ってしまい申し訳ないことをしたと思っています。
しかし、ひとりにしておくわけにもいかないし、そもそも母は英語も話せないし、この地で車も運転できないし、常に行動を共にせねばなりません。

そうするとひとりでゆっくり休む時間がなかなかない、お互いに笑

そしてそこに「夫」もいる。

いつもと違う環境で長いこと過ごすことになる、いつもと違う人(私の夫)と過ごさねばならない、いつもと違う言語環境の中で、、、と「いつもと違うことだらけ」に母を晒すことになります。

そして赤ちゃんが誕生してからは、私と母と深夜の授乳に夜泣きに二人で対応。

身体的な疲れがでてくるのは否めません。

私は入院が長引き一週間病院にいたのですが、その間母は私にずっと付き添って同じ病室に泊まってくれていました。つまりここではプライバシーなしの逃げ場なし笑 ずーっと一緒笑 きついですよね。

しかもナースやらドクターやらがひっきりなしに病室にやってきては、やれチェックだ、やれ薬の時間だと英語で話しかけてきます(当然w)。それも母にとってはかなり疲れたと思います。だって休もうとしたら、何を言っているのかわからない人たちがひっきりなしに入ってくるんですもん。

ちなみに退院してからも、うちは1ベッドルームの狭いアパートなので私がリビングで寝て、母は夫婦の寝室で赤ちゃんと添い寝し、夫は親戚の家で寝泊まりするというスタイルを取っていました(笑)

母は赤ちゃんとせっかくの時間を一緒に過ごしたいかな、なんて思って夜母と赤ちゃんをベッドルームへ。よく考えたら新生児なんてずーっともにょもにょ泣いているので母はまったく眠れなかったと思います笑

不安

そして身体的な疲れは不安も煽ります。
これは産まれる前に不安を煽ってしまった話です。

英語がわからない、しかも疲れている母にとって、私が誘発剤を飲んだことだとか、なかなか陣痛が来ないことだとか、かなり痛がっている様子などを見て、もうすべてが不安要素だったようです。

しかも最終的に緊急帝王切開になり、母の不安はピークに。
とても不安で怖い思いをさせてしまいました。

出産前後は関係者全員かなりナーバスになります。

ただでさえ無事に産まれてくるか不安なところに、異国でいつもと違う状況下におかれ身体的な疲れと不安を抱えることになった母はとてもストレスを感じていたと思います。

ストレス

「ストレスを感じていたと思う」のではなく実際感じていました。
そしてその母の不安とストレスと私の疲れとストレスが化学反応を起こし、

母娘の喧嘩へと展開(笑)

日本からお母さんに来てもらった周囲の人々の話を聞くと、必ず喧嘩は勃発するようです。

例えば母は英語ができないので、授乳中なのに薬を飲んでもいいのかどうか、ずっと不安だったけれどもナースに質問できなかったこと、それを私にも言わずにずっと疑問を抱え込んでいたことがストレスだったらしいです。そしてどうして帝王切開になってしまったのかもわからずに、でも誰にも聞けずにストレスだったことが喧嘩中に発覚しました。

よく考えればそうでした。出産するとき、私は痛くて泣いていました。意識が朦朧としながらドクターに帝王切開しましょう、今すぐに!と言われ、訳もわからないまま泣きながら手術室に運ばれていきました笑 夫も私に付き添って手術室に入りました。母は病室で待っていました。

誰も説明してなかった笑

母はただ嵐のように突然緊急帝王切開になった状況についていけずに、どれだけ不安だったことでしょう。

娘も大変なのだから、と不安やストレスを沢山我慢して、更に不安とストレスが溜まるという悪循環に陥っていた模様。それを想うと今でも切なくて、この記事を今書いているのも少し辛いくらいです。

まとめ

不安とストレスと身体的疲れを抱えた母と余裕の無い私は、病院で泣きながら喧嘩をしました笑 その後仲直りしましたけれど、せっかく来てもらったのに喧嘩などしたくなかったです。

お産から生後数週間まで母と海外で過ごした私がアドバイスできるのならこうです

産前からお母さんに来てもらうことにしたのなら、病院に一緒に泊まってもらうのはやめたほうがいい

 

お母さんのゲストルームを用意してひとりになれるようにする

 

お母さんにとって言葉がわからないというのはかなりストレスになる(英語ができない場合)

 

お母さんにとってアウェイでいつもと違う環境というのはかなりストレスになる

 

自分もいつもと違う精神状態になる

 

自分も余裕が無くなる

お産の時はお母さんをテイクケアしきれないことがあるので、
産まれてから来てもらったほうがいいのかもしれない

 

海外慣れしていないお母さんに日本から来てもらう場合には、お母さんの感じる不安やストレスをどれだけ軽減できるか、そしてタイミングもよくよく考えたほうが切ない喧嘩を避けることができると思います。

うまく母をケアできなかったことが悔やまれますが

もちろん、産まれた瞬間に母が居てくれてよかったとも思います。

それでは、次にメリットをご紹介

(Visited 451 times, 1 visits today)

子育てカテゴリの最新記事